朝なら東、午後なら西なのか
東向きのバルコニーには朝の日ざしが入る可能性があり、西向きのバルコニーには午後の日ざしが入る可能性があります。この単純な法則が成り立つのは、関係する方角の空がさえぎられていないときだけです。近くに高い建物があれば、その時間帯のうち肝心な部分がまるごと失われることもあります。
北半球の熱帯の外では、南向きのバルコニーは昼前後の日ざしを受けやすいことが多いです。北向きのバルコニーは一般に直射日光が少なめですが、形によっては夏の早朝や夕方遅くに日が入ることもあります。南半球では北と南を逆にしてください。赤道付近では、どちらの法則にも頼らず、実際の日付で比べましょう。
暮らし方に合わせてバルコニーを選ぶ
- 朝食:日の出の時刻ではなく、ふだん朝食をとる時刻を確かめます。近くの建物が早朝の日ざしをさえぎることがあります。
- 昼食:日ざしが使える床の部分まで届くのか、手すりに当たるだけなのかを確かめます。
- 仕事のあと:実際に帰宅する時刻と、その土地の季節で確かめます。日の入りの時刻だけでは、周りを囲まれたバルコニーについてはほとんど何もわかりません。
- 植物:鉢を置く位置で直射日光が何時間当たるかを観察し、その日当たりに合った植物を選びます。
上の階のバルコニーですべてが変わることも
奥行きのある上階の床や屋根は、外の地面が日なたでも、夏の高い太陽をさえぎることがあります。冬の低い太陽は、ほかの建物に先にさえぎられなければ、その下から差し込むこともあります。側面の壁、目隠しパネル、手すりも、それぞれ影をつくります。仕組みについてはバルコニーの張り出しが日当たりに与える影響をお読みください。
地上の影の地図を、何階も上にあるバルコニーの計算として扱わないでください。Coffee in the Sunは地図に登録された建物から影を推定するもので、バルコニーの床、天井、家具、手すりを正確にモデル化するものではありません。木、日よけ、地形も含まれていません。地図は、現地で確かめるべき近くの障害物を見つけるのに役立ちます。
かんたんな観察記録をつける
晴れた日に、日付と現地の時刻、そして気になる時間帯のうち3、4つの時点で直射日光がどこに当たっているかを書き留めます。座る場所を、毎回同じ位置から撮影しておきましょう。曇っていた時間を建物の影と取り違えないよう、雲の様子も記録します。できれば別の季節にもくり返してください。
今あるバルコニーは、建物の規約の範囲で、動かせる椅子や取り外せる日よけを使って調整できます。通路はふさがないようにし、手すりに何かを取り付ける前には、それが適しているかを確認してください。目指すのは快適な屋外空間であって、日照時間をできるだけ多くすることではありません。
地図と建物をあわせて読む
該当する日付と時刻で近くの建物の影を比べ、そのうえでバルコニーそのものを確かめましょう。住まいを選んでいるところなら、内見チェックリストを使ってください。オーストラリア政府の建物の向きに関するガイドには、気候と日当たりについてさらに詳しい解説があります。