いちばん日が当たるのはどの向きか
熱帯の外であれば、北半球では、さえぎるもののない南向きの窓のほうが、北向きの窓より直射日光を受ける機会が多いのが一般的です。南半球では、赤道のほうを向くのは北です。東は朝の日ざしを、西は午後の日ざしを受けやすい傾向があります。これらは出発点であって、特定の部屋について何かを約束するものではありません。
赤道付近では、時期によって太陽が北側を通ることも南側を通ることもあります。暑い気候では、日ざしを取り込むことより、日陰と風通しのほうが大切な場合もあります。オーストラリア政府の建物の向きに関するガイドでは、なぜ気候と季節を判断に含めるべきなのかが説明されています。
実際に使う部屋に合わせて向きを考える
| 窓の向き | 期待できる日ざし | 現地で確かめること |
|---|---|---|
| 東 | 朝の直射日光 | 通りの向かいの建物と、早朝から寝室に入るまぶしさ |
| 西 | 午後の直射日光 | 夕方の暑さ、低い太陽、外付けの日よけ |
| 南(北半球) | 昼前後の日ざしと冬の日当たり | さえぎるもの、夏の日よけ、上階のバルコニーの張り出し |
| 北(北半球) | 直射日光は少なめのことが多い | 空の見え方と室内の実際の明るさ。夏には日が入ることもある |
南半球では、北と南の比較を逆にしてください。角部屋には複数の向きがあることもあります。住まい全体にひとつの方角を当てはめるのではなく、主な窓ごとに向きを記録しましょう。
直射日光と明るい部屋は別のもの
直射日光は、光と影の境目がはっきりした日だまりをつくります。一方、昼の光は空や周りの面からも届きます。大きくてさえぎるもののない窓がある北向きの部屋のほうが、奥行きのあるバルコニーの奥にある南向きの部屋より明るく感じられることもあります。窓の大きさ、部屋の奥行き、ガラス、外の障害物、内装の仕上げが、どれも結果を左右します。
同じ住まいを季節ごとに比べる
夏の晴れた日に内見しても、冬の日当たりはわかりません。冬の低い太陽は周りの建物にさえぎられやすく、夏の高い太陽はひさしにさえぎられることがあります。朝食、仕事、夕方のくつろぎなど、ふだんその部屋を使う時間を両方の季節で確かめてください。日付と時刻は、物件のある場所の現地のもので見ます。
Coffee in the Sunを使えば、その住所のまわりで地図に登録された建物の影を調べられます。ただし、特定の部屋の窓から入る日ざしを計算するものではなく、階数やガラス、バルコニーの天井、間取りも考慮しません。木や日よけ、地形も建物の影のモデルには含まれていません。地図は何を調べるべきかを決めるために使い、確認は窓辺で行ってください。
決める前の実践的な比べ方
- 間取り図に、大切な窓それぞれの向きを書き込みます。
- その部屋をいつ使うのか、直射日光がほしいのか、やわらかな昼の光か、日陰がいいのかを書き留めます。
- その時間帯の周りの建物を、夏と冬の両方で確かめます。
- バルコニーの天井や木など、地図では表せない障害物を見ておきます。
- 日当たりが決め手になるなら、もう一度の内見か、撮影日のわかる写真を頼みましょう。
内見用の日当たりチェックリストを持っていきましょう。屋外のスペースについては、バルコニーの向きを別に比べてください。