まず部屋と時間を決める
「日当たり良好」だけでは、2つの住まいを比べるには大ざっぱすぎます。代わりに、具体的な問いを書き出しましょう。キッチンに朝日が入るか、仕事のあとにバルコニーが使えるか、机はまぶしすぎずに明るいか。部屋ごとに向きが違うこともあり、さえぎるものも大きく異なります。
3種類の手がかりを使う
- 向きと周囲:間取り図に窓を書き込み、近くの建物の位置を確かめます。図の上が北だと決めつけず、方位記号を確認してください。
- 季節による太陽の位置:夏と冬で、気になる現地時刻を比べます。夏の晴れた午後に日が当たっても、冬に当たるとは限りません。
- 観察:実際の部屋、バルコニー、庭を訪れ、日がどこまで届くかを記録します。日付、時刻、雲の具合も書き留めます。
熱帯の外では、赤道側を向いた窓のほうが、一般に冬の日ざしを受ける機会が多くなります。北半球なら南、南半球なら北です。東と西は、それぞれ朝と午後に日が入りやすいのがふつうです。熱帯の地域では、季節ごとの実際の太陽の通り道で考えてください。気候が果たす役割については、オーストラリア政府の建物の向きに関する指針をご覧ください。
建物の影の地図でわかること
Coffee in the Sunを使うと、選んだ日付と時刻に、地図に登録された近隣の建物がどのように日ざしをさえぎりうるかを調べられます。内見の前に疑問点を見つけるのに役立ちます。向かいの高い建物は冬に影響するのか、中庭は午後の太陽の方向に開けているのか、といったことです。
このモデルは、部屋の中や、特定の階の特定の窓をシミュレーションするものではありません。法的な日照権、採光基準への適合、将来の開発の影響を判断するものでもありません。木、日よけ、柵、地形は含まれず、建物データの質にもばらつきがあります。日当たりや開発のリスクが購入の決め手になるなら、その物件に即した専門家の助言を受けてください。
内見で聞いておきたいこと
- どの部屋に、どの時間帯とどの季節に直射日光が入りますか。
- 夏だけでなく冬に撮った、日付のわかる写真はありますか。
- バルコニーの床、木、隣の建物の壁が窓をさえぎっていませんか。
- まぶしさや夏の暑さには、どう対処できますか。
- 眺めに関わる開発計画はありますか。地元の都市計画の担当機関で確認してください。
光が決め手になるなら、別の時間帯にも内見させてもらいましょう。晴れた日の写真を一年中の説明として受け入れるのではなく、同じ基準で住まいを比べてください。
光の質と価格の話を切り分ける
日当たりによって住まいの価値が何パーセント上がる、という普遍的な数字はありません。地域の取引事例、間取り、状態、買い手の好みがすべて関わります。日当たりと不動産価値のガイドでは、ありもしない上乗せ分をこしらえずに、この問題を話し合う方法を説明しています。
内見用の日当たりチェックリストを保存して、比べるすべての物件で同じように使ってください。