どこでも通用する日当たりの上乗せはない
日当たりのいい家は自動的に何パーセントか価値が高い、という主張は、購入、売却、投資の根拠としては当てになりません。影響は、地域の市場、気候、階数、間取り、眺め、状態、そしてほかにどんな選択肢があるかによって変わります。暑い西向きの部屋は、ある買い手には欠点でも、別の買い手には利点かもしれません。
比較対象となる取引事例についてのRICSのガイダンスは、不動産評価において関連する市場の根拠が果たす役割を説明しています。日当たりによる普遍的な上乗せ率を示しているわけではありません。個人的な好みの比較ではなく評価そのものが必要なときは、資格を持つ地元の鑑定士に依頼してください。
利点を具体的に書く
「光がすばらしい」より「キッチンに朝日が入る」のほうが役に立ちます。どの部屋や屋外スペースが、どの時間帯に、どの季節に恩恵を受けるのかを記録しましょう。直射日光、全体的な明るさ、開けた眺めは区別してください。重なることはあっても、互いに置き換えられるものではありません。
- 光は、人が実際に使う場所に届いていますか。
- 曇りの日にも十分な明るさがありますか。
- 住む人がまぶしさや夏の暑さを調整できますか。
- 近くの建物やバルコニーの天井によって、季節ごとの日の入り方が変わりませんか。
似た住まいを、同じものだと見なさずに比べる
不動産会社の担当者や鑑定士と最近の地元の取引事例を見るときは、床面積、状態、階数、屋外スペース、立地とあわせて日当たりを話題にしましょう。日当たりのいい部屋の価格が高くても、その差のすべてが日当たりによるものだという証明にはなりません。売り出し価格や見栄えのいい物件写真は、上乗せ分だけを取り出す根拠としてはとりわけ弱いものです。
影の地図は補助的な情報として使う
Coffee in the Sunは、その住所で調べるべき周りの建物の影を見つける手助けになります。不動産を評価したり、室内の明るさを証明したり、日照権を判断したりするものではありません。建物のモデルには木、日よけ、地形が含まれず、特定の階や窓を通した日当たりも計算しません。
開発計画が判断に影響しうるなら、関係する都市計画の資料を確認し、適切な資格を持つ専門家に相談してください。現在地図に登録されている建物をもとにした一般向けの地図では、その評価の代わりにはなりません。
住まいをよりよく紹介するために
撮影日と時刻を添えた実態に近い写真を使い、大切な窓の向きを書き、晴れた日の1回の訪問が一年全体を表しているかのように見せないことです。買い手の側は、そうした情報をもとに、2回目の内見で聞くことを用意しましょう。
物件の日当たりガイドと内見チェックリストを使えば、一貫した観察を集められます。これらは住まいが合うかどうかを話し合うための助けであって、評価ではありません。